
結納品
約1世紀前、水引という紙紐を使い鶴亀・松竹梅など、造形的な結びを考案し日本中に広めた津田左右吉(そうきち)。その創案のきっかけは立体的な和紙の折型・包み方を思いついた事からでした。
そもそも水引は日本の伝統的ラッピング。贈答物を和紙で「包む」、紙紐で「結ぶ」、贈答理由を「書く」。この3つが水引の基本になります。
元来、贈答物を包む和紙の使い方は平面的に折りたたむ手法。それを左右吉は、ふっくら立体的に包む手法を考案し、そこに造形的な水引結びで飾るというアイディアを思いつきます。
こうして水引というラッピングが芸術の域に昇華し、後に「加賀水引」という伝統工芸として定着しました。現在5代まで継承され、厳粛な水引の他、アートピースや水引アクセサリーブランドの展開など時代に合わせて進化し続けています。
この手法を創案したのは大正時代。生水引のカラーバリエーションはとても少なかったそうです。
そこで、飯田や伊予や京都など全国の生水引の生産地に自ら出向き、様々なカラーの水引を生産して欲しいと頼みに行く事になります。
生産をお願いする事と引き換えに、自身の水引の図案集を見せ、鶴亀松竹梅等の細工の作り方を自ら教えました。
全国の生水引の産地で紐細工が盛んに作られるようになったのは、こうした歴史によるもの。左右吉は全国に水引細工を広める活動をするため自宅に居る事が少なく、1ヶ月のうち10日しかいないという事から号を「十日坊」と名乗り、自身の作品に記すようになりました。
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津田水引では、水引細工の飾り物の他、独自のアートピースや空間演出、インスタレーション作品も数多く手がけています。また、企業や個人のニーズに応じたロゴマークやキャラクターを水引で表現するオリジナル作品の制作も行っています。
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